前置き: 今度は、そこから糧を得て家族の一人一人を守るところのそれ、に眼を向けて
みましょう。
普通、企業や会社、民間企業でなければ、公務員、また、学校の教師等々が浮びます。
そこで、ある企業や会社という組織のなかで働き続けることの大変さを
みてみましょう。
次の童話は、これから社会人として働かなければならない
男性と女性のちょっとした諍いです。
🏖️二人の携帯電話🏝️          大人の新しい童話(10)
月曜日の夜、一回目
男: 僕のシャツ、返して!君とはもう付き合わない!
女: それなら、貴方も貸していたCDを返して!
  私、来週、四次試験で本社に行くんだから。
  忙しくて持って行く暇なんかないのよ。
月曜日の夜、二回目
男: 海に行って、急に土砂降り。
  砂浜まで持って行った君の服が濡れて、着ていったシャツを
  貸してやったんだぞ。
  お陰で、半袖の下着姿で一時間も運転〜、
  ホントに恥ずかしかった。
  それでも、君の家まで送っていったら、
  何と、買い物袋を持った君のお父さんと鉢合わせ。
  アジャ、パーー
  そして、半袖の丸首を見て、
  「こちら、田中君、大学の友人です」って?
  バカ! 田中さんでしょう! 言葉の使い方も知らない!
  また、試験に落っこちるからね。
  CDは今探しているけど。
女: 何よ、田中君の何処が悪い?
  貴方の方が私のこと好きなんだから。
  4ー6 で貴方がね。
男: 違う、3ー7 で君だ。
女:  全く! 自惚れ屋さんが聴いたら、笑い転げるわ。
  お目出度いのね、ーーーーー
  ーーー でも、そうした貴方が気に入ってるの。
次週の水曜日の夜
女: あのね、聴いて! やっと、内定貰った、あの鼠の服とサヨナラよ。
  万歳! 静岡に会社、あるのよ。貴方の会社は横浜だから近いの!
男: おめでとう!  明日、食事しよう、ぼくが持つから。
女: ーー もう二度と、貴方のこと、君付けしない。
男: それはいいんだ。……… 早く、ぼくの方が就職が決まって
  君にプレッシャー かけてたかもネ! ーーー(シーン)
女:(涙声で) これから、仲良くして行こうね!
男: バカ、仲良くして行きましょう、でしよ?
🗻 
  
 
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