2021-12-08

🎄 愛の破局 記憶と忘却(5)

 

 

11)  りシャール神父は、カナダ、ケベック出身でアメリカに

留学、ハーバードでライシャワー元駐米大使から

日本語を学んだらしい

 

ヒロシマの漢字を、アメリカでは 旧活字の 廣島  で覚えて

いたため、戦後困ったよ、と笑っていたのを思い出す

 

福岡にあるドミニコ会の神父として赴任して来たのは、

箱崎カトリック教会から

撤去する目的であった

 

東京大学経済学部の大河内教授の元、ドクターを取っている。

言わば、教会を無くそうと来たのだった、だが、

不思議なことに

教会の再建を果たしたのだった。

 

急に信者の数が増えて、教会の建物は

賑やかな声で一杯になったのだ

 

洗礼を受けた数が一番多かった年は

23名であった

 

このうちの一人に 、ぼくと森山神父がいる。

 

森山神父は、知らない内に、カトリック協議会のメンバーになられた。

今年の六月、インターネットで東京のカテドラルでの

御ミサを司式しておられた

 

   ぼくは日曜日、司式なさるリシャール神父の従者を

しながら、100名足らずの教会で、新しい生活を作っていった

 

続きます

 

 

 

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