4)愛の存在の不思議な点は、特に記憶、忘却との
関係において顕著に表れる
『愛の記憶』という新しい表現を使えば、
愛の成就という記憶と愛の破局•破綻という記憶に
分けられる。
愛の成就が明るい善の経験だとすれば、
愛の破綻とは、暗い 自身にとっての悪の経験と言える
そうした愛の存在の不思議さは、記憶の繰り返しという
記憶の【量】の観点から見る場合、二つの愛の存在の
うち、愛の破綻の方が記憶に重たい錨を下している。
5)愛の成就、愛の成功という場合、日々の生活の時間の
多忙さに負けるのか、記憶に刻印されることが少なくなってしまう。
特に二人が愛の記憶を、言葉のやり取りの中で、確認することは
稀になってしまう。
あなた、わたしのこと好きだった??
うん、初めてのデートの時、唐津の海岸へ行ったとき
凄く綺麗だった
二人が多くの愛の記憶を持っていることに疑いを挟むことは
誤りだが、言葉の表出を通して露わになる愛の記憶は
少なくなるようだ。
続ける
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