1 1948年という戦後に産まれた
私が歳を取ってから悩んだことは、
9月4日に生まれたことであった
その日は、「苦しむ」と
読めるから、自分の人生は
苦しみの連続ではないだろうか
と気に病んだ
だけど、その不満を家族のものに
打ち明ける訳に行かない。
2 その私の誕生日があまり気に
ならなくなったのは、随分後である
ここ何年も親しくしている友人の
誕生日が、わたしのそれよりもっと
悪い と思われる日だった
ことを知ったからだ
何故なら、彼は何日か前後する
誕生日のことで、何か悩んで
いる様子は全然なかった
3 話を遡るのだが、二十歳に
成るのが、1970年代の前で
ある。大学に入って二年後半
から卒業する年までまともな
授業はなかった
それでも、今から思えば1965年
以後何年かの日本は良き時代で、
もっと言えば、日本の青春時代である
4 舟木一夫が「仲間たち」という
青春歌謡のなかで
思い出すのは、故郷の道を
みんな一緒に離れずに
行こうと言った
仲 間 た ち
と歌うのですが、
想起というものには、共同体的な
ものに一番、関心が向かう。しかし、
国や市町村の政治的なことではなく、
高校時代の仲間の振舞いが一番
印象に残るものです
その後、大学、就職、結婚~~~は
それ以上の記憶とはならない
老いての孤独の深まり、昔の青春
時代は逆に目の前に迫って来ます
5 個人的な感想に過ぎないと
嗤うひとがいるかも知れませんが、💡
昭和のあの時代は、歴史的にも
「日本の青春」と呼び得る
時代ではなかったでしょうか?
💡続けます
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