☺️ 心に留まる恋愛映画(1)新しい微笑いの詩 2013-0506
映画と言えば、恋愛映画を想い浮かべるひとが多いかも知れません。
「マジソン郡の橋」は、恋愛なるものを描くことに成功しているように
思われます。
主婦で退屈な生活をしている元教師と世界を飛び回っているカメラマンが
偶然出逢い、恋に陥るのです。
きっかけは、カメラマンが、ぼくはガリに行ったことがある、と言ったことでした。
元教師はイタリアのガリで青春時代を過ごしていたのです。
ここ、アメリカの中西部での生活はいい夫に恵まれているとは言え、満たされないものが
有ります。
気付きました?bored 退屈している という言葉が彼女の口からは決して出て来ないのです。
恋は、自己についてのある欠如の認識と把握があり、この欠如を満たしてくれる様に
見える存在が現れる時に始まるのでしょうか?
その人と一緒に居る、話す、笑う、食事をするーーー等々が、出逢い以前とは
自分が違った人間に変わっていることに気付かせてくれます。
元教師の女性主人公は一度、スゴイ大声で笑うのですが、しばらく笑う事を忘れた
時間の中に居たのかも知れない、と思ったりします。
恋することで、相手の存在は自分の人格、自分の人格的なものの一部になるのです。
しかも、切り離せない大切な一部に、です。
別れる時が来ました。カメラマンが一緒に行かないか!と誘うのですが、
彼女は二人の子供たちが居る家に留まる選択をします。
でも、その後死ぬまで、彼を忘れずに生きたようです。彼も死ぬまで、
たった四日間の記憶を大切に生きたようです。
😂
最後の、少し長いエピローグは、落として掲載していません。
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