5)1970年代に若者の共感を与えて、今でも 胸を打つ
歌のかぐや姫「神田川」 。
甲高い調子のこの歌の二番に、
《あなたが描いた 私の似顔絵、
それが ちっとも わたしに
似てないの》
と歌う場面がある。
愛の始まりの後、二人の交情の中で、見えてくるアラ。
あなたは上手いと思い、わたしの貌を書くけど、
それは違うのよ。私の顔はもっと、もっと良いのよ。
―――――でも、あなた以外に誰が居るの?
≪ あなた ≫と呼べるひとが?
結婚、子供の誕生、その子が小学校へ 通い出す、――――――――― そうした中で、 愛は丸くなり、地震のような
揺れを起こさない。
そして40年後。二人には認知症の疑いが出始めているが。
子供の結婚、孫の誕生、その孫がまた小学校へ通い出す。
長い人生のなか、愛はその振動がゼロに成る。
だから、愛ってこの世で一番、不思議な存在?
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