2021-11-14

🍷 愛 再考 (2)

8)   離れている、という言葉を使えば、自己を与えると

いう場合の 自 己 と  結婚という制度における  自己を

与えるの

   では離れている。この二つは同じではない。

 

というのは、結婚における自己を与えると言う時に、

差し示しているのは学歴そして 職歴、家の財産

その他であろう。

 

これは、愛とは自己を与えることと規定する時、

何か異質なこと、異質な経験に属すると思われる。

 

9)何故なら、愛が自己を与えるものと考える時に、

ここで浮かぶ概念はある信念 beliefのことだから

である。

 

二人の異性が交際のなかで、それぞれ自分の信念を語る。

これは言葉を介しての自己の表白である。

この表白―信念の存在に対して、男性、女性

は よい  と受け止める。

 

相互にこの確認が終わってしまうこと。

 

これが結婚という制度の始まりで、

ハッピーな二人が人々の前に現れる時である。

 

 

 

 

 

 

 

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