2020-12-06

続くとは

続くとは            持続の意味を明晰に する                20148月日投稿記事 に手を加えて再放送

 

1 大学に居た時、中学生の家庭教師をしたことが有りました。

 

その男の子に『遠いとはどういう事か』と、尋ねたことがあります。

すると、彼は眼を白黒させただけでした。変なことを聞かないで。

 

続くとはどのようなことか、と問う時も、同じ様な当惑が起こり、そして結局、

続くとは何かが続くことさ、と言って、そこで終わりかも知れません。

 

 

  そこでまず、『何が続くのか』に焦点を絞った話を考えました。

 

私たちは、日々、よく何らかのものが続く、という言葉の使用に出会いますが、その経験主義的な使用法に

眼を凝らしてみましょう。

 

以下の用例は、続くと極めて類似した言葉の世界へ開かれたものです。

 

例えば、

先週、雷が15分程、鳴り続けた

病院の建設工事は、まだ継続中だ

あの会社は設立以来、上場を維持している

中村氏の人柄は大学の時とあまり、変わらない

まだ、左肩の痛みが消えない

 

3 これらの例の分析から出て来る洞察が有ります。

 

それは、『  続く 』には二つの意味があるのではないか。

 

続けます

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