続くとは 持続の意味を明晰に する 2014年8月日投稿記事 に手を加えて再放送
1 大学に居た時、中学生の家庭教師をしたことが有りました。
その男の子に『遠いとはどういう事か』と、尋ねたことがあります。
すると、彼は眼を白黒させただけでした。変なことを聞かないで。
続くとはどのようなことか、と問う時も、同じ様な当惑が起こり、そして結局、
続くとは何かが続くことさ、と言って、そこで終わりかも知れません。
2 そこでまず、『何が続くのか』に焦点を絞った話を考えました。
私たちは、日々、よく何らかのものが続く、という言葉の使用に出会いますが、その経験主義的な使用法に
眼を凝らしてみましょう。
以下の用例は、続くと極めて類似した言葉の世界へ開かれたものです。
例えば、
先週、雷が15分程、鳴り続けた
病院の建設工事は、まだ継続中だ
あの会社は設立以来、上場を維持している
中村氏の人柄は大学の時とあまり、変わらない
まだ、左肩の痛みが消えない
3 これらの例の分析から出て来る洞察が有ります。
それは、『 続く 』には二つの意味があるのではないか。
続けます
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