2020-04-28

 若者たち    昔の歌から

🗻
1 ラジオで流れていた、聴取者からの投稿記事をアナウンサーが朗読
する中、アナウンサーの朗読が、小さい娘が自分(=いま60才代の女性)の昔、
何十年か前の作文を見つけた時の話になった。

しかも、娘が声を出して、その作文を読んでくれたのだった、とのこと。。

ところが、私(=投稿者)の作文の、『なのに』註1)になった箇所で
私の娘は、ある歌の節を付けて歌い出したーーーーーーーー。

私が書いた作文は、その節の曲である「若者たち」註2)がヒットする前に
書いたものだったから、私には不思議な感じだった。

『どうして知っているの?』

娘は曲のタイトルは知らなかったけど、『なのに』の
節の付け方は、大きくなって、その曲を耳にして、親しみ
気に入っていたのだった。

口ずさむことが出来たのは、こういう事からだった。

2 その後直ぐに、ラジオからは倍賞千恵子が歌う
「若者たち」が流れ出した。

『うん、タイミングが良い!』

何秒かして思わず、それを聴く僕の眼から思わず、
涙が溢れて来た。



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3 若者たちの詩は、以下の通りである。

  君のゆく道は 
       果てしなく遠い。
  だのになぜ 
      歯をくいしばり
  君はゆくのか
      そんなにしてまで


  君のあのひとは
       今はもういない
  だのに  
    何をさがして
  君はゆくのか 
       あてもないのに


  君のゆく道は
      希望へとつづく
  空にまた陽が
      昇るとき
  若者はまた
     歩きはじめる

  君のゆく道は
      希望へとつづく
  空にまた陽が
      昇るとき
  若者はまた
     歩きはじめる



4 上の『果てしなく遠い、だのにーーー歯をくいしばりーーーそんなにしてまで』が
自分のこれからの人生を暗示している、と思ったからだ。

わたしたちは、また「若者」にならないと、生きて行けない? 生き延びれない?
 
ウィルスの騒動が終わった後、いまの世界は
無くなってしまっている。

竜宮城から帰って来た世界が待っている。
🌋🌋

註1)なのに、は「若者たち」の歌の中では だのに、でした。
 2)作詞 藤田敏夫 1968年


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