2021-10-25

🙂記憶と忘却(1)

1)記憶の全体と言えば、記憶のポジティブな側面である

記憶そのものと記憶のネガティブな側面を示すところの

忘却に分けられるのだろう。

つまり、記憶と忘却が記憶の全体と考える。

 

2)時間の視座から、この世を眺める私の手法の基本的な点は、《わたしがある》とは、そこに何らかの記憶の存在 が介在しているのではないか、というものである。

 

そして、記憶のポジティブな側面である記憶そのものを、

知識そして知恵の意味や命の自己充溢の観点から観たら

どうなるだろうか。

 

3)しかし、まず知っていることと記憶の結び付きを

深く考えることから先に進むべきだろう。

 

記憶がわたしのあることと切り離せないのは、わたしの現在を

考える時疑い得ない程に確かなことは、学歴である。

 

ここで学歴とは、個々の多くの記憶ではなく大木のようなものである。大学、短大或は専門学校を出ることにおいて

得られる学歴は、基本的な意味でのわたしのあることを

定めている。

 

知らないヒトと逢って自らを証する時、《  私はどこどこの大学の  何学科 を出ている  》等という。この太い線の学歴の

記憶に、日々の個々の記憶が付帯する。

 

続く

 

 

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