去る7月11日に投稿した
続ハビトゥスの探究の始め4
の再開です。
その頃気候的に、考える、思考する
には無理だと考えました。
史上最高の暑さだと言われていました
💦💦💦💦💦💦💦💦💦💦💦💦
1 確かに、トマスはアリストテレースの論理的著作
「カテゴアイ」8章で見出される「質」の4つの種類のうち、第一の 種類である diathesis と hexis に
着目していることに間違いないです
だが、トマスはこの後者へクシスを、そのラテン語のhabitusに
単に移し変えているのでは
ないのです
2 トマスは、habitusについての
進行中の自己の規定を「性向」だけに視線を絞り込んだ仕方で、展開しているわけではないからです
むしろ、トマスのhabitusについての
考察の端緒は、
4つの質のなかでの第一の質である
diathesis と hexis の両方を含むもの
として、しかも diathesis に力点を
置くものとして現れて来ます
けだし、diathesis は 英語で state
日本語、松永訳で 様態と訳されます
3 「カテゴリアイ」のアリストテレースは、持続性ではなく安定性の
視点でこの二つの言葉を区別し、
理解しています
つまり、安定性が高い質が性向、
安定性がより高くない質が様態・
状態であろう(ただ、この区別は
明白なものではなかった)
4 トマスは diathesis をラテン語で
dispositio であるとみなしているので、
ハビトゥスの広い意味とは、
このdispositio を射程に入れ、
しかもこの概念にウェイトを
置くものと理解されます
続けます
💣間違い がありました
拙稿の分有理解である
「素朴なイデア論」は11月では
なく12月に投稿しています
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