1 歌会始めがありました。自分が気に入った歌は
次の詩です。
鈴懸の木から落ちにし実を割りて
ふはふは綿毛を空へと飛ばす
ふはふは、という言葉が良いと考えます。
ふはふは の前の文章、
「鈴懸の木から落ちにし実を割りて」は
所与として眼の前にある自然、眼に映える豊饒な世界、
そして落ちて来た実(今年のお題)が有る。
はてな、何だろうか?と手で割ってみると、
ふはふはの綿毛だ。
ふはふは以下の文章は、それ以前の所与的な世界から、
turn して、自発的、意志的世界を描きます。
2 これは、間違っていないと考えますが、短歌や俳句
そして詩とは自分の気持ちや感情を
歌い上げる ものだと考えている人が多いですね。
ほとんどの人がそうでしょう。
しかし、それは間違っていると考えます。
自分の気持ちを歌ってはいけない、そしてまた
単なる自然の客観的描写の詩もダメ。
3 それでは、どんな詩だったら良い?
ある写真が良い、という時、コントラストがないといけない。
コントラストが有りながら、全体が一性を保っている。
したがって、構図という理性の働きのなかで、
絵の美しさ(それはカメラの性能? )を追求しなければならない。
短歌や俳句の場合も、あるコントラストを作り出し、
そのコントラストを統合することの出来る詩を
良い詩だと考えます。
4 上で自分が気に入った詩として紹介しているは、
秋篠宮家次女佳子様のものです。
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