パソコンを開く、世界の美しい自然や景勝地が現れる、
殆どが、僕の知らない世界です。
ああ、こんなところが在るのか!
でも、何時も思います。
高画質の写真は決っして、人間の眼が見ているものではない。
人間の眼は、あるものへの集中と
別の何かへの 非 集 中 を同時に行なうからだ。
ああ、あれがパルテノン神殿か、神託をソークラテスが
受けた所だろうか。
『ソークラテス程 知恵のある人間はいない』
この神託を間違いではないか、そう考えた彼は、
アテナイのひとに会い、そうではないことを
証明しようとしたのです。
僕がパルテノン神殿へ意識を集中する時、
他の景色はどこか、ぼやける。
何秒かの後で、
アレ、左側に現在の市街地が見えるぞ!
これが人間の眼であります。
カメラの目はまだ、ここまで精緻ではないのです。
全体をのっぺらぼうに見ているだけです。
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