2020-04-19

 この世を動かす時       時の文法(1)

🎆
1 私の住んでいる筑紫野市天拝坂地区の南西、登り詰めた奥の高台に、
天然温泉とバイキングレストランがあって、一ヶ月に一回程、妻と
食べに行くことが有ります。

その最初、建物が出来た時から有る温泉は、正確な意味での温泉ではないのですが、
お風呂の中から二日市の全域を望む事が出来、夜は夜景がきれいです。暗い森の中から
電気のついた世界を見つめる感じです。

その温泉と同じフロアにあるレストランは何時も、待たされる事が普通ですが、
先月末に給料が出て妻と行った時、時刻は六時だったのですが、三組のお客の後に 
食事にありつけました。
一時間程、待つのが普通なので、少し驚きでした。

一度かなり前に、夜七時過ぎの受付で、待ち時間が二時間です、と
言われて、暫く我慢していてやはり怒ってしまい、二人で自宅近く、
県道17号線沿いの焼肉屋さん(近辺で一番ひとが多い感じのお店)に
逃げ出して行ったことが有ります。

先週、緊急事態宣言の後は、この流行っていた焼肉屋も閉店状態です。
タブレットを持った店員がお客から注文を画面に打ち込む、すると、
瞬間的に調理担当の係りに作るべき料理の情報が入る。
野菜料理が美味しかった記憶が有ります。

しかし、今は福岡市近郊にある支店の推定約10軒も、すべて閉店では
ないかと想像します。
 
当然、一店に10人近く居るはずの社員、アルバイト従業員は
自宅待機になってしまっていると考えます。


2 あっと言う間に、世の中が変わってしまいました。

基本的には時が変わると言い方が根底に有るのですが、その時の
質的な視点の変容によっては、時節、時代または歴史という
特別な表現が用いられます。

つまり、時節が変わった、時代が変わった、歴史が変わる。

時間が何処かただ流れるのに対して、時はある時、うねりの勢いのように
強く働くことがあります。
時間は動かす、とは言わないが、時は動かす、と言えます。

3 不況、倒産と失業、自殺者の増大、ーーーこれから予想される暗い
ニュウスの原因が、一人一人の人格的な人間の在り方というより、
今生きているこの時代、いま続いている時に置き換えられる季節が
やって来ました。

確かに、ある場合、時が追い風として現れますが、いまは
ひとを苦しめる主体者として時が現れています。
わたしたちは、歯を食いしばって耐えて行かなければなりません。

しかし、いつ迄耐えるのでしょうか?
連休明け迄だったら良いですがーーー。
🎬🎬🎬

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