2020-03-22

御ミサに与かることが出来ます

1 昨日、ユーチューブで、中国のある小学校ではインターネットを使った授業を
しているのを見た。
また、アメリカ スタンフォード大学で、同様な仕方で
学生への講義を行っているとのこと。

ヒトが集まることが、新型コロナウィルスの感染者の増加に
神経質なやっかいな時勢に成っている。



長距離の移動を必用とする飛行機、新幹線、高速バスーーー。
また、同じ場所にある一定時間留まることが健康の点で良くないとの
ことから、身近な何らかな共同体的な場所が集まることが控えられる
トポスに変わっている。映画館、劇場、学校ーーー。

2 日本のカトリック教会でも、御ミサに与れない日曜日が続く。

それでも、代わりに現在、二つのユーチューブで、
現在進行形のミサが行なわれている。
日曜、9時から始まるミサだ。

一つは、東京カテ−ドラルでのミサ。
他の一つは、北海道帯広市、十勝カルメル修道会のミサ。

東京カテ−ドラルでの今日 22日のミサでは、
大司教が司式をなさっておられた。

修道院での、十勝カルメル修道会のミサは、
ある静かな雰囲気を感じた。


3 何年か前から、パリ ミッション会から「日ごとの福音」と
いうタイトルの、毎日のミサ式次第を配信(早朝2時前に着信)して
頂いていて、日曜日だけはその終りに、 
『ここをクリックしたらミサに与れます』という  
箇所を妻が気付き、それを実践したのだった。



4 今日のミサの説教箇所は、内容が重たかった。福音書朗読箇所は、
ヨハネによる福音、9章の1節から41節(すごく長い!)。

眼の見えない人間がイエスの業で、眼が見えるようになる。

面白いのは、神を持っている人々、
この眼が見えるようになった男を咎め、非難する宗教家達、
ファリザイ派と呼ばれる人々の存在だ。

〜〜〜 お前の両親が罪を犯した、生まれつきお前が盲目なのは、
    両親の罪の為だ(だから、お前が苦しむのは当然だ)。
    悔い改めろ!

神の名を用いるこの宗教家たちが、こうした
ひとの苦しみに無神経なのが腹立たしい。


5 イエス・キリストの、この神を持っている人々を断罪する言葉が最後に来る。

お前達は眼が見えると思い込んで生きているが、実は盲目だ!

この産まれつき盲の男は、ただ見えない。だから、見えないと言ってずっと
苦しんで来た。
だが、お前達は何だ!

こころの眼が見えないのに、見えると思い込んで生きて来ている!

お前達は質が悪い!


この世には、こうした盲目のペテン師がたくさんいる様に考えます。

端的に彼らに欠けているのは、善へと向かう意志なのだ
(何らかの意味で理性的であるのは間違いないが)。
🗻


以前に撮った多くの写真の中での一枚




写真を撮るというヒトの行為は、関心がある対象がある、
また意志の傾きを絞ることが出来る所の、ある能動的な営為の
ことだろう。

上の写真は、そうした自発さとは無縁の映像になる。

女の幼児が、構えている機械の中に飛び込んで来たのだ。